こんにちは、相変わらずインドアなムラカミです。コロナ以前から、休日の過ごし方は家でゴロゴロするか思いつきで旅に出るかの二択です。ここ半年は旅に出られず、過去の写真を眺めていたところ、行き先に図書館が多いことに気がつきました。
子供の頃は、週末家族で図書館に出かけるのが恒例でした。私が生まれ育った瀬戸市の図書館は、陶器の壁でできているアーティスティックな外観が特徴で、ちょっと暗くてこぢんまりとしたものでしたが、他を知らなかったので「それが図書館というもの」なのだと思っていました。
しかし中学生の頃、隣の豊田市の図書館に初めて行った時に衝撃を受けます。セカイのトヨタパワーなのか、駅直結のガラス張りのカッコイイ建物の中の、なんと5階分まるまる図書館です。広さも、本の量も、明るさも桁違い。
この驚きがきっかけになったのかは不明ですが、大人になり旅行先で近くに図書館があると覗くようになりました。
そこで本日のブログでは、私が出会った素敵な図書館を紹介します。
どこを見てもデザイナーの仕事が光ってる富山市立図書館。
まず、図書館の入り口から、今まで見てきた図書館と違います。天井がとんでもなく高いし、文字が立体だ!
そして、これです。図書館行きのエスカレーターに乗り、木と光に包まれて登って行きます。
こんな環境が日常にある富山市民の皆さんが心底羨ましいです。明るくて、透明感があって、開放的。そして至る所にグッとくるデザイナーの仕事を感じます。トイレのアイコン、ドアの表示などなど…全てが手を抜くことなくデザインされていて、ため息ものです。
…この調子だと、ブログが富山市立図書館のアルバムになってしまいそうなので、次に行きます!
歴史ある建物に魅力を感じるきっかけになった、大阪府立中之島図書館
以前展示会で通るたびに、カッコいい建物がいっぱいあるなあと気になっていた大阪の中之島エリアにある図書館です。あまりにも立派な建物すぎて、最初は図書館だとは気がつきませんでした。し…神殿??
肝心の図書館は休館で見られなかったのですが、美しい天井と螺旋階段が記憶に残っています。そしてこの図書館の中には朝から営業しているカフェがあります。この外観からは全く想像できない、すっごく今っぽいお洒落な空間です。朝ごはんをここで食べて図書館付近を散歩すると、大阪に来たはずなのに、一体ここは何時代のどこなんだと混乱するくらいの非日常に浸れて、おすすめです。
SFの世界のような不思議空間の岐阜市立中央図書館
東海圏ではもうお馴染みかもしれませんが、岐阜市のメディアコスモス内の図書館です。天井の波打っているような曲線と、吸い込まれそうなお椀上の屋根(?)にびっくりしますが、居心地がよかったです。書架の背が低くて、間隔が広くて贅沢な空間。図書館って「四角の集まり」のイメージが強いのですが、この図書館は「丸」や曲線のデザインが多くて、それがまた不思議でした。
行ってみたい図書館
世界編ならフィンランド 「ヘルシンキ中央図書館」
2年前にフィンランドへ旅行したのですが、その4ヶ月後にオープンしたそうで、とても悔しい。船のような形の外観と、本だけでなく3Dプリンターや刺繍ミシンなどものづくりスペースが充実しているらしいという情報に、心くすぐられます。
国内編なら、東京「武蔵野プレイス」、山梨県「山中湖情報産業館」、山形県「市立米沢図書館」、福岡県「ふくちのち」など…が気になっています。今気づいたのですが、最近の図書館って名前に「図書館」って付かないところが多いのですね。ものづくりスペースとかカフェとかが併設されて複合施設になっているからなのでしょうか?
そして今現在、私が住んでいる四日市で、図書館が移転が検討中との話があります。気になってる図書館の様な、一日中過ごしたくなるような空間になるといいなーと密かに期待しています。